Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

ロースクール卒業者に司法書士資格

http://lawbook.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-3589.html
【引用】
週刊法律新聞 (1805号/法律新聞社)
ローを卒業した「法務博士」に対し,司法書士の資格を無条件で付与するという案が一部の大学関係者から出されているそうです。三振した卒業生を救済するのが狙いとのこと。
・・・ここまで滅茶苦茶な話になってくると,もうコメントする気が失せますね。
【一日一冊!* 弁護士の読書日記*からの引用おわり】


昨年頃でしたか、このことが話題になりましたが、
出どころが、行革委員会でもなし、司法制度改革委員会でもなし・・・・
出所のはっきりしない意見でもあり、連合会としては特別な対応はしない・・・、
と言う話しを聞いたように思います。


 この先生のサイトは良く見るのですが、司法書士に対する「敵意」のようなものを感じることがあって、時々悲しくなります。
 上記についても、我々は当然「三振した者に与える」と言う点に、今の司法書士のレベルをどう考えているのだろう・・・と怒ってしまうのですが、この先生のご意見は、むしろ「法務博士」に、司法書士ではあんまりだ、と言うふうに読めてしまいます。
 法曹新時代を迎え、「大量生産された」弁護士と接する機会の多い司法書士の中には、「新」弁護士の中の一部についてさえ、その知識や能力にかなりの疑問を持つ人も多いようです。
 私なども、そこそこ弁護士の先生とのつきあいはありますが、個々の能力の問題は別として、共同であろうが、委託・紹介の関係であろうが、実務上のやりとりをする限りにおいては、きちんと法律実務家として、こちらの法的意見も尊重してくれており、司法書士に対する、「差別」的なものを感じたことはありません。優秀な方も多く、やはり弁護士ならでは、と思うことも少なくありません。
 昔と違って、弁護士の先生との接触の機会は多くなってきていますが、むしろ、良い付き合いをさせて頂いている、と言う感じです。(たまたま良い方々と付き合っているのでしょうか?)
 上記の先生のブログで見る、個々の意見についても、反論が全くないわけではないですが、むしろ、なぜ、一部の弁護士からは、このような「敵意」を持たれてしまうような時代(制度)になってしまったのかな・・・、と悲しく思うところです。

 それにしても、不良な弁護士も司法書士も多く、双方にとって、丁度良い、相手職の悪口のネタになってしまっている部分もありますね。(司法書士の方は、おかげで不公正な懲戒も増えています。)
 特に過払の広告などは、弁護士の中にも問題ある人が多いと思いますが、司法書士については、「近年になって、弁護士だけのこの市場に参入した」とも言える形になってしまっており、その広告の節度の無さ、品の無さは、本当に目にあまるものがあると思っています。