Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

片山右京さん遭難

【引用】夜になって風が強くなり、「ポールが折れ、外に出てみると、2人のテントがないことに気が付いた」(片山さん)。
気象庁のデータでは、18日午前0時現在、山頂付近は風速20メートル以上の西風、気温はマイナス24・6度だった。
猛烈な寒さに体力を奪われ朝までに2人は動かなくなった。
宇佐美さんは突然泣き出し、タメ息をひとつついて亡くなった。堀川さんも下山を決意した時点で、すでに脈はなかったなどと話しているという。
 2人を残したことについて、「戻るべきか、いてあげるべきか考えた。しかし、自分1人で(2人を)下ろせないことは分かっていた」と苦しい胸の内を語った【引用おわり】
http://www.sanspo.com/shakai/news/091219/sha0912190506007-n2.htm
 まるで新田次郎の小説の世界です。
冬富士には、厳冬期ではありませんが、11月末頃、冬登山の訓練に行き、火口の一段下がった場所で一泊したことがあります。
ともかく寒く、火口側で小用をしてテントに戻ると、寒くて眠れなくなったのを覚えています。
 新田次郎気象庁の役人で、富士のシリーズも気象の内容に詳しく、とても面白く読んだものです。
大学生の頃、古い木造アパートに住んでいましたが、
少しでも体感しようと、ワザワザ、こたつのスイッチを切って、読みふけったことを思い出しました。