兵庫県、戸籍不正取得・本人通知制度検討

　戸籍謄本〜などの不正取得が後を絶たない。〜兵庫県内の９市が〜「本人通知制度」の導入を検討している〜（神戸新聞）
（抽出加工あり）

　戸籍謄本など〜原則非公開。例外〜八士業〜。
　〜東京都の司法書士が、大量に戸籍謄本などを不正入手していたことが明らかになった。
　部落解放同盟兵庫県連合会〜は「結婚差別や就職差別につながるほか、犯罪に悪用される懸念もある」と事態を重視。兵庫県内各市町に情報公開請求し、この司法書士による戸籍謄本などの請求実態を調べた結果、２月２９日時点で１６６件に上り、最終的には３００件を超す見込み。請求書番号が多数重複するなどの不正が疑われるという。

　県内では２００５、０７年にも不正請求があり、本人通知制度への関心が高まっている。
昨年１２月、県〜が〜調査したところ、三木市が「導入方針決定」とし、他に８市が「導入方向で検討中」と回答〜。

　三木市は〜審議中。他府県で運用している制度から踏み込み、取得者の名前の公表が盛り込まれており、施行されれば全国初となる。〜今秋の導入を目指している。

　県は、「各市町の自主判断に委ねるべき事項」とするものの〜評価。〜「本人通知制度導入の手引き（簡略版）」を作成し、各市町に配布〜。

　こうした動きは全国に広がっているが、訴訟準備段階で情報が漏れることなどを懸念する日本弁護士連合会は「弁護士の職務上請求のほか、国民の権利行使に支障を及ぼす」とけん制。０９年に地方自治体が本人通知制度を導入しないよう国の対処を申し入れたが、これまで全国で１００以上の自治体が導入している。

　本人通知制度：〜事前登録した人の戸籍謄本などが第三者に取得された場合、交付日や交付した書類の種類などを〜通知する制度。
〜いずれも取得者名を公表していないが、個人か法人か八士業かの種別を公表しているケースがある。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004885091.shtml