運転士居眠りで発車遅れる

　運転手が停車中に、ちょっと居眠りしてしまって、発車が約２分遅れた。
だからどうしたと言いたくなる記事でした。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120604-OYO1T00186.htm?from=main1

　列車の運転手が運行中に居眠りすることが良いわけではない、危険なこととは思います。
しかし、こんなことを、わざわざ取り上げて報道に流し、わざわざこれを報道する、と言った感覚が恐ろしいです。

　前にも書きましたが、公務員を始めとして、今や、「組織の末端」は、ますます保身的になりつつあるように思います。

　ちょっとした違法行為でも、必ずこれを公表して罰さなくてはならない、そうしないと、これを知っていた自分が罰せられることになる･････、と言った感覚です。
　そのためには、個々の行為の是非について「自ら考える必要をなくすために」、詳細なマニュアルを作り、これに従ってない限りすべて、「誤り」(違法)として扱う････。
これぞ一罰百戒として、漏れなく罰してゆく･････

　大局的に見て、あるいは本来の制度目的から見て、「こんなことは････」などと言って処理してしまうような、｢腹の据わった｣上司は、いまや天然記念物になりつつあるように思えます。