Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

伊藤剛氏インタビュー

『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』著者、伊藤剛氏インタビュー
〜戦争とは「目に見える具体的なもの」ですが、平和というのはいたって「抽象的な概念」〜
〜「戦争」の方が伝わりやすい。〜可視化しやすい〜

〜「ナイラの証言」〜
ボスニア戦争時の「民族浄化」〜

〜事実をもとに、国際メディアや国際世論が関心を持ちやすいようなメッセージを作り出し、一方でそのような簡潔にまとめられた言葉を必要とするメディアが「表現の自由」のもとに報道をし続けた結果なのです。戦争に関するコミュニケーションというのは、非常に進化していると思います。

『戦争プロパガンダ10の法則』

<シナリオ1:平時における「国家の前提」>
1 われわれは戦争をしたくはない
<シナリオ2:新しい前提のための「大義の創出」>
2 しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
3 敵の指導者は悪魔のような人間だ
4 われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
<シナリオ3:好ましい「戦況の演出」>
5 われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
6 敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
7 われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
<シナリオ4:圧倒的な「世論の形成」>
8 芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
9 われわれの大義は神聖なものである
10 この正義に疑問を投げかけるものは裏切り者である

〜大事なことは、結論を摺り合わせるのではなく、お互いの前提を摺り合わせること〜「コミュニケーション」〜
「平和」は「戦争」に負けています / 『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』著者、伊藤剛氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-