Genmai雑記帳

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判例

最高裁:仮登記に対する消滅時効の援用

平成2(オ)742 所有権移転登記承諾請求本訴〜 平成4年03月19日 最一小判 裁判要旨 売買予約に基づく所有権移転請求権保全の仮登記のされた不動産につき所有権移転登記を経由した第三取得者は、予約完結権の消滅時効を援用することができる。

最高裁:買主の地位の譲受の場合の農地法の許可

昭和37(オ)291 所有権移転登記手続請求 昭和38年09月03日 最三小判 裁判要旨抜き書き 甲乙間の農地所有権移転の許可申請書に添付〜売買契約書〜契約年月日において甲乙間〜売買〜事実はなく、真実は〜以前に甲丙間に売買契約が成立していたところ、丙の右契…

「最高裁・預金の遺産分割判決」:大橋正春の意見

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更) - g-note(Genmai雑記帳)についての、裁判官大橋正春の補足意見。(抽出・加工あり。原文参照)

「最高裁・預金の遺産分割判決」:木内道祥の補足意見

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更) - g-note(Genmai雑記帳)についての、裁判官木内道祥の補足意見。(抽出・加工あり。原文参照)

「最高裁・預金の遺産分割判決」:鬼丸かおるの補足意見

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更) - g-note(Genmai雑記帳)についての裁判官鬼丸かおるの補足意見。

最高裁(新):信用保証協会の動機の錯誤(中小企業でなかった場合)

平成27(受)1394 不当利得返還請求事件 平成28年12月19日 最一小判 裁判要旨抜き書き 〜保証協会と金融機関との間で保証契約〜融資が実行〜後に主債務者が中小企業者の実体を有しないことが判明した場合〜保証協会の保証契約の意思表示に要素の錯誤がない〜事…

「最高裁・預金の遺産分割判決」:大谷剛彦,小貫芳信,山崎敏充,小池裕,木澤克之の補足意見

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更) - g-note(Genmai雑記帳)についての、裁判官大谷剛彦,同小貫芳信,同山崎敏充,同小池裕,同木澤克之の補足意見。(抽出・加工あり。原文参照)

「最高裁・預金の遺産分割判決」:岡部喜代子の補足意見

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更) - g-note(Genmai雑記帳)についての、裁判官岡部喜代子の補足意見。(抽出・加工あり。原文参照)

最高裁、預金債権の判例変更の影響

〈毎日新聞〉 〜最高裁大法廷〜は19日〜「預貯金は法定相続の割合で機械的に分配されず、話し合いなどで取り分を決められる『遺産分割』の対象となる」との判断〜 〜遺産分割の対象外としてきた判例を変更〜

★最高裁(新):預貯金債権は遺産分割の対象となる。(判例変更)

平成27(許)11 遺産分割審判に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件 平成28年12月19日 最大決 裁判要旨 〜普通預金債権,通常貯金債権+定期貯金債権は,いずれも,相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されることはなく,遺産分割の対象となる

最高裁:再度の時効取得と対抗関係

昭和46(ツ)42 土地明渡請求上告事件 昭和48年07月09日 大阪高裁 要旨抜き書き 〜取得時効完成後に〜3人が〜3分の1ずつの〜持分〜取得登記を経て、その後〜占有者が再度の時効取得〜期間占有を継続した場合、〜再度の取得時効完成前に〜各3分の1〜の〜譲渡…

大審院:時効取得の主張と他の法律行為による取得の主張

大正9年(オ)37 所有権確認並損害賠償請求ノ件 大正9年07月16日 大判 要旨抜き書き 〜時効制度を認めた理由中には〜証拠方法の提出を容易にさせることを包含するもの〜、〜一方で法律行為によって所有権を取得した旨の抗弁を提出するにもかかわらず、他方で時…

東京高裁:相続させる遺言の放棄

平成21年(ラ)第985号 遺産分割審判等に対する抗告事件 平成21年12月18日 東京高裁 要旨抜き書き 特定の遺産を特定の相続人に相続させる〜遺言〜特段の事情のない限り、何らの行為を要せずして〜被相続人の死亡の時に直ちに相続により承継される〜、〜遺産分…

最高裁(新):借名契約による場合の所有権の移転先(公正証書原本不実記録罪)

平成26(あ)1197 電磁的公正証書原本不実記録,同供用被告事件 平成28年12月05日 最一小判 裁判要旨抜き書き 土地〜売買契約〜所有権移転登記等の申請〜登記等をさせた行為につき電磁的公正証書原本不実記録罪が成立しないとされた事例

昭和22年の相続・応急措置法(兄弟の代襲)

たまに、応急措置法を見ることがあります。

最高裁(新):仮差押の本執行あった場合の法定地上権

平成27(受)477 損害賠償等,境界確定等請求事件 平成28年12月01日 最一小判 裁判要旨抜き書き 〜建物〜仮差押えが本執行に移行して強制競売〜がされた場合に〜仮差押え〜時点で土地+建物の所有者が同一であったときは,差押えの時点で土地が第三者に譲渡さ…

★「所有者不明地・入会等」関係・索引

★「所有者不明地・入会等」関係の記事等の索引です。(随時更新・工事中) 全体分 (★★判例・記事等の総索引★★)

東京地裁:遺言と異なる遺産分割協議と遺言執行

平成5年(ワ)第14812号 土地建物持分移転登記更正登記手続請求事件 平成6年11月10日 東京地判 要旨抜き書き 〜受遺者が、遺言の存在とその内容を知りながら〜異なる遺産分割協議を成立させた場合〜遺贈の全部or一部を放棄〜と認めるのが相当〜遺言に優先〜 〜…

大審院:時効による所有権取得の登記の方法

昭和2(オ)693 所有権移転登記手続請求事件 昭和02年10月10日 大判 要旨 時効による所有権の取得については、移転登記をしなければならない。

大審院:時効取得の対抗要件たる登記

大正6年(オ)第888号 土地所有権確認並登記抹消請求ノ件 大正7年03月02日 大判 要旨抜き書き 1.土地所有権確認+登記抹消請求の件において、時効〜取得は原始取得〜、法律行為における意義の当事者なるものがないとはいえ、〜時効によって〜所有権を取得す…

パワハラ裁判例集

裁判例を11の切り口で複数検索

大阪高裁:縁組前の「養子の子」に代襲相続権ある場合

昭和63(ネ)825 相続財産確認等請求事件 平成元年08月10日 大阪高判 裁判要旨 養子縁組前の養子の子が養親の実子の子でもあって養親の直系卑属にあたる場合には、養親を被相続人とする相続において、右養子の子は養親より先に死亡した養子を代襲して相続人と…

福岡地裁:着服弁護士に対する弁護士会の監督義務

福岡県弁護士会〜元弁護士(56)=詐欺罪などで懲役14年が確定、服役中=に裁判費用などの名目で多額の現金をだまし取られたのは、弁護士会が指導監督を怠ったためだとして、県内企業2社と男性1人が県弁護士会を相手取り〜損害賠償を求めた訴訟〜

招集通知に記載された選任取締役の数

平成10(オ)919 株主総会決議取消請求事件 平成10年11月26日 最一小判 要旨抜き書き 1〜累積投票〜を排除していない株式会社において、取締役選任を議案とする〜総会の招集通知に「取締役全員任期満了につき改選の件」と記載され、〜選任〜取締役の数〜が明…

株主名簿の書換ない株主に対する招集通知

昭和28(オ)1430 株主総会決議取消請求 昭和30年10月20日 最一小判 裁判要旨抜き書き 1.商法旧206条(昭和二五年〜改正前のもの)の施行当時、記名株式の譲渡〜株主名簿の名義書換が会社の都合でおくれ〜、会社が〜譲受人を株主として取り扱うことは妨げな…

有限会社・選定権利行使者による権利行使

昭和52(オ)833 社員総会決議無効確認 昭和53年04月14日 最二小判 裁判要旨 有限会社〜共有者が社員の権利を行使すべき者一人を選定し〜会社に届け出たときは〜議決権の正当な行使者は、右被選定者〜 〜個々の決議事項について逐一合意を要するとの取決めがさ…

東京地裁:司法書士による偽造文書確認義務

寄居先生のご紹介です。(いつも感謝)

高松高裁:施設を特別縁故者として認めた例

平成26(ラ)92 特別縁故者に対する相続財産分与申立却下審判に対する即時抗告事件 平成26年09月05日 高松高決 要旨抜き書き 〜被相続人が〜特別介護施設において献身的な介護を受け、これによりほぼ満足できる生活状況を維持することができていたものと認めら…

東京高裁:司法書士の偽造調査義務ある場合

平成16(ネ)4565 損害賠償請求控訴事件 平成17年09月14日 東京高判 要旨抜き書き 〜司法書士〜偽造、変造〜関する真否〜は、特に依頼者から〜確認を委託された場合や〜一見して明白である場合のほか〜相当な理由が存する場合は、〜適宜の措置義務がある〜違反…

大阪高裁:相続分譲渡後の遺産分割協議の当事者

昭和54(ラ)154 遺産分割審判に対する即時抗告申立事件 昭和54年07月06日 大阪高決 要旨抜き書き 遺産分割の審判前に相続分の譲渡がなされた場合、譲渡人が共同相続人の一人として有する一切の権利義務は包括的に譲受人に移転~、譲渡人は遺産分割手続の当事…